妻はいくら遺族年金をもらえるのか?【2022年版】

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夫がなくなった時に生活保障として支給される遺族年金。

収入が大幅に減る為、万が一の時にいくら遺族年金をもらえるかは理解しておいた方が安心です。

今回の記事では妻はいくら遺族年金をもらえるのかを解説した記事となります。

目次

妻はいくら遺族年金をもらえるのか?【2022年版】

遺族年金は国民年金から支給される遺族基礎年金と、厚生年金から支給される遺族厚生年金があります。

遺族基礎年金と遺族厚生年金の妻がもらえる金額はこちらになります。

子の人数 遺族基礎年金 遺族厚生年金 年間合計
0人

配偶者 不支給 369,968円 369,968円
子の加算 不支給
1人
配偶者 780,900円 369,968円 1,375,568円
子の加算 224,700円
2人
配偶者 780,900円 369,968円 1,600,268円
子の加算 224,700円
224,700円
3人
配偶者 780,900円 369,968円 1,675,168円
子の加算 224,700円
224,700円
74,900円
前提条件
・加入期間は短期要件とする ・平成15年4月以降の300月 ・平均標準報酬額は30万円
・中高齢寡婦加算、経過的寡婦加算はないものとして計算 ・改定率は1とする

遺族厚生年金の場合は死亡した夫の被保険者期間が25年未満の場合の短期要件と25年以上の長期要件がありますが、今回は短期要件としています。

より詳しい早見表を確認したい場合はこちらの記事も併せて確認してください。

参考記事:【早見表】遺族年金の金額はいくら?

理由:妻がもらえる遺族年金の金額の計算方法と支給要件

妻の遺族基礎年金と遺族厚生年金の金額の計算方法と支給要件はこちらです。

遺族基礎年金は定額ですが、遺族厚生年金は定額ではなく夫が働いていた時の平均標準報酬額や加入月数に比例する点に注意が必要です。

遺族基礎年金の支給要件

遺族基礎年金の支給要件
支給要件 保険料納付要件
  1. 国民年金の被保険者が死亡
  2. 日本国内に住所を有する国民年金の被保険者であった60歳以上65歳未満の方が死亡
  3. 老齢基礎年金の受給権者であった方が死亡
  4. 老齢基礎年金の受給資格を満たした方が死亡
    ※3と4は保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が25年以上ある方に限る
  • 原則:死亡日の前日において、保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が国民年金加入期間の3分の2以上あることが必要
  • 例外:死亡日が令和8年3月末日までのときは、死亡した方が65歳未満であれば、死亡日の前日において、死亡日が含まれる月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければ要件を満たすものとする
遺族基礎年金の支給額
子の人数 基礎年金額 子の加算額




遺族基礎年金
合計額
0人 不支給 不支給
1人 780,900円 224,700円 1,005,600円
2人 780,900円 224,700円 224,700円 1,230,300円
3人 780,900円 224,700円 224,700円 74,900円 1,305,200円
4人 780,900円 224,700円 224,700円 74,900円 74,900円 1,380,100円

遺族厚生年金の支給要件

遺族厚生年金の支給要件
区分 支給要件 保険料納付要件
①短期要件
  1. 厚生年金保険の被保険者のうちに死亡
  2. 厚生年金の被保険者期間に初診日がある傷病が原因で初診日から5年以内に死亡
  3. 1級、2級の障害厚生年金を受給している方が死亡 
  • 原則:死亡日の前日において、保険料納付済期間(保険料免除期間を含む)が国民年金加入期間の3分の2以上あることが必要
  • 例外:死亡日が令和8年3月末日までのときは、死亡した方が65歳未満であれば、死亡日の前日において、死亡日が含まれる月の前々月までの直近1年間に保険料の未納がなければ要件を満たすものとする※3の方は保険料納付要件はありません。
②長期要件
  1. 老齢厚生年金の受給権者であった方が死亡
  2. 老齢厚生年金の受給資格を満たした方が死亡
    ※共に保険料納付済期間、保険料免除期間および合算対象期間を合算した期間が25年以上ある方に限る
保険料納付要件はなし
遺族厚生年金の金額の計算式
(「平均標準報酬月額×7.125/1000×平成15年3月までの加入月数」+「平均標準報酬額×5.481/1000×平成15年4月以降の加入月数」)× 3/4
※①短期要件の方の被保険者期間が300月に満たない場合は加入月数を300月とみなす。

まとめ:妻はいくら遺族年金をもらえるのか?

今回は妻はいくら遺族年金がもらえるのかを解説した記事でした。

国民年金から支給される遺族基礎年金と厚生年金から支給される遺族年金とでそれぞれ違いがありますのでご注意ください。

特に遺族年金は子どもがない妻には支給されず、遺族厚生年金は夫の働いていた時の収入や期間に比例します。

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